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5.3 性 欲 5.3.1恋のenergy
女は求め合う動物ですね。年を取ってもそれは同じです。そして、男性の場合、男性ホルモン・テストステロンを元に、女性ホルモン・エストロゲンが作られて分泌される。 つまり、女性に成れなかった者たちが、女性ホルモンを求めて女性に抱き着く構図が、子孫を残す原点なのだ。 遠い昔、外部環境が厳しくて女性化できなかた個体が、男性になって交尾をし、夫々のDNAを交換ながら減数分裂させて、その少しでもいいから、厳しい外部環境に耐えられる個体を残そうと、様々な組み合わせを生じさせた結果だ。さらに雌雄が交わって、夫婦関係が深くなってくると、オキシトシンなどが分泌されて、一体感を感じだす。子供を周期的に産ませるのは、母乳の出をよくするホルモン、プロラクチンです。 プロラクチンは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、乳腺の分化や発達、乳汁の合成や分泌に関連している。哺乳類においては巣作りや授乳などの母性行動に影響を与え、（子を守る本能から）敵対的行動の誘発も行なうものです。ちなみに男性の場合は、射精オーガズム後、急速に「性欲」を失う原因となっているのも、プロラクチンの影響だ。 それを抑制し、授乳を続けている間は、次の子供ができない仕組みとなっている。女性はこのホルモンが分泌されている間、性欲がなくなるのが、一般的だ。その結果、それが夫婦ともに、時間的なゆとりを持たせて、子育てという共通の目的を果たし、苦労も問わず、新開地の開拓をするエネルギーになる。性ホルモンで強く結ばれた有名人で、具体例をあげると、智恵子を恋し続けた高村光太郎です。 彼らの恋なくして、「智恵子抄も十和田湖に有る、見つめ合う乙女像の作品も生まれなかったと思う。 そこで私の場合だ。 元来小心者の私は、「男性は女性を扶養するべき」と言う、呪文に取りつかれていて、女性を口説く勇気が持てなかった。老後、生活力にも若干余裕ができて、未亡人と１４ヶ月ほど、恋をした。本能と言ってしまえば身も蓋もないが、心を落ち着かせるから不思議です。 5.3.2 性をめぐるミステリィ（日経サイエンス・渡辺志歩）抜粋と我流解釈 男と女は何故、惹かれ合うのか 性の意思決定を行うのは、大脳新皮質ではなく、脳の深部にある視床下部や大脳辺縁系といった古い脳の部分が反応している。ここはドーパミンなどの体内麻薬様物質を分泌し、快感などの感情や刺激を受け持っている部分でもある。また、遺伝情報系が支配しているので、大脳新皮質の多い人間を除く動物たちが、ブレーキも利かず行動するのはうなずける。
主要組織適応性抗原複合体遺伝子群（HLA）を調べると、あるHLA遺伝子群のタイプを持つ女生は、それと大きく異なる男性を好む結果が出た。 2002年シカゴ大のSuma Jacob の実験によると、兄弟や親子のように近すぎる体臭も、逆に遺伝子がかけ離れた体臭も好まれない。多くの女性がHLA遺伝子群のうち、必ず一つは自分の父親と同じ遺伝子を持つ、男性の体臭を好むことが明らかとなった。 ということは、女性それぞれにとって好ましい匂いは、似たようなグループ間で血縁的に近すぎない男性の匂い。その彼を好きになるんだ・・・・・？ 本当かな。人間は大脳新皮質が多いので、これだけで決まるわけではない。 話変わって 人間の雄は視覚が発達し、初めての女性の情報が、次々と大脳新皮質の視覚野に行く。そして、目鼻立ちがはっきりしている女性の印象が強く残るので、視覚野は美女が好き？ 大脳ニューロンシナプス回路のenergyを使用せずにパルスパターンが認識されていくので、漠然とした女性よりも美女の方が脳裏に刻まれる。 5.3.3性をめぐる履歴と我流解釈続き アミーバは無性生殖であるが、ゾウリムシ等の原生生物は8種類もの「性もどき」が知られている。外見は同じなのに、遺伝的に異なる16の同質遺伝個体群がある。それから少し進化すると、雌だけで繁殖するアブラムシとなる。雌が圧倒的に多いのは魚類に多い。メダカなどは環境が悪化すると雄が発生する。深海では雄が極端に矮性化し雌の器官の一部のように成り下がっているものもある。そこでは雌に出会うチャンスが少ないので、エネルギィを使わず生殖するには最適だ。 哺乳類になると、オスが圧倒的に大きい種には、象アザラシのように雌の数が多い。ライバルに勝った雄は種付けのみに専念し、子育てに多くのエネルギィを費やさないため、自分の体力維持と性交のみに専念できるという異なった理由である。 繁殖に関する雌雄発生と増殖に関する環境支配説は、ある種が、ある環境下で繁殖に成功して飽和すると、新天地を求めて拡散していく説である。この場合、多様な遺伝子の組み合わせを持っている方が、生き延びる確率が高いという説である。しかし、コンピュータシュミレーション計算結果から有意差が認められなかった。 最近はwilliam.D.Hamilton が1980年に提唱した「赤の女王」説が有力だ。それは 遺伝子がウィルスや有害物質で傷つけられた場合、そのコピィを次世代に伝えなくするために有性生殖となり、良い所だけを残す（有害遺伝子排除説）説だ。残された遺伝子の中で、さらに、上記環境支配説で、環境に適応した者が生き延びるのだろう。 性を決める遺伝子はSRY遺伝子です。それが活動しだすと、それに連れて生殖腺にかかわる他の遺伝子群（Wnt4，3βHSD、Dax-1）等が順次に動き出だし、内部生殖器が完成し、外部生殖器も性ごとに分化を始める。 男性は女性よりSRY遺伝子が若干早く動き出し、生殖腺原基の中心部分（髄質）が発達し始め、その周囲の皮質がなくなって精巣が作られてくる。精巣の中には精細管が発達し、精子を作る生殖細胞や男性ホルモン（アンドロゲン）を合成・分泌する細胞ができる。 子宮等になるミュラー管は退化を始め、ウォルフ管から輸精管が形成され、陰茎、陰嚢などが分化する。 《アンドロゲン（英: androgen）は、ステロイドの一種で、生体内で働いているステロイドホルモンのひとつ。雄性ホルモン、男性ホルモンとも呼ばれる。雄では主に精巣のライディッヒ細胞から分泌される。雌では卵巣内の卵胞の顆粒層細胞から分泌されるアンドロゲンは卵胞内の卵胞上皮細胞で芳香族化されてエストロゲンに変換される。テストステロン（testosterone）は、アンドロゲンに属するステロイドホルモン》 脳の性分化はアンドロゲンの作用との関連が強い。母体や胎盤、卵巣などに由来する女性ホルモンは、胎児の脳分化に関与しない。受精8週目くらいから、男性では男性ホルモンが、女性では女性ホルモンであるエストロゲンが合成され、10〜14週間後にピークを迎える。 Y染色体のＳRE遺伝子があれば男、なければ女。これが旨く作動しないと性同一障害を引き起こす。ただし、それのみで性状が決まるものではなく、性ホルモンの影響も大きい。 Ｙ染色体の遺伝子はせいぜい数十個で、ほとんどガラクタばかり。X染色体のたった1/3の大きさのY染色体が、何故Ｘ染色体とペアを組めるのか？ 3億年前までは、どちらの遺伝子とも同じ大きさであったらしい。サイズが減少化した理由は、Y染色体のDNAの一部の向きが逆位し、SRYに代表される性決定の遺伝子のみが残ったからだ。 性染色体が人ゲノムに中に占める割合は約5％。したがって、男女では1/20の確立で性化学反応が異なる可能性がある。様々な機能および性状で男女差があっても可笑しくない。 将来はどうか。FS小説（my opinion）となるが、宇宙を飛び交うほどの科学技術が発達すれば、energy的にロスの多い雄は必要とされない。生殖は人工的に作られる。快感などの感情は、脳が感じて処理することだから、脳にその機能を植え付けておけばよい。 宇宙船という狭い空間で男女が存在すれば、生殖の争いがその系を滅ぼしてしまう。 研究課題名:昆虫の微小な脳にひそむ知を探る 研究者名： 神崎 亮平 ＞脳は遺伝子によってプラグラムされている 5.3.4視覚による性選択。 発情している男女の性交時、男性が女性を見た場合、表情が美しく見えるのも、その理由です。一般に男性は、女性をあらゆる手段を用いて刺激し、女性の満足している顔に、悦びを感じる。女性は、本能の要求通りの刺激が、体全体から脳に伝わるので、目を瞑って快い刺激を楽しんでいる。目を開けている必要なないわけだ。もう少し詳細を言うと、女性は、「好き」と「欲しい」の神経基盤である線条体に、ドーパミンと脳内麻薬オピオイドが多く分泌され、快感を深く楽しんでいます。男性は、激しく喜んで悶えている、女性の姿を楽しみ、興奮していきます。女性の場合は、視覚と触覚を楽しむようです。一部の女性の場合は、筋肉質の男性に抱擁される事を憧れ、イケメンとの交際を望みます。
話し代わって、バス、電車等、人込みの多い場所では、決まって痴漢の話題が存在し、無くなることがない。その瞬間、男と女の間に奇妙な恋が発生し、互いが官能の悦びに満足する人もいるために、人によっては犯罪にもならない。それを、肉欲という。結婚後、夫婦の些細な不満も、この官能の歓びのために、耐えている人もいると聞く。狩猟生活を始めると、生化学反応系は反応（命）を継承させるため、第二性器を視覚に訴えるように前に持っていき、発情と快楽による男女の結び付きと分業体制を、明確にしていった。釈迦やキリストが非難したこの悦び、人間が人間として生きるために必要な、性欲について考えてみよう。 性欲は奪うものであり、赤ん坊が母親を慕うころから有る。そして、遊戯友達の間で漠然と意識し合い、初恋、同棲、結婚へと進む。このうち、永遠のテ−マとして話題となるのが、初恋以降である。どんな職種の人々にも、どんな階層の人々の間にも、相手がおり、妻がいる。アマゾンの奥の開拓地にも男が集り、女が集り、夫々の心の中に、彼等しか分らない多くのドラマが展開する。 小説等は、欲望の渦巻く世の中の矛盾を鋭く突いた社会派小説、あるいは男女の感性を大事にするロマン派小説・・・。私達は、著者達の思いの凝集した書物を、心の糧として読み、共感しながら読んでいるが、男女の絡みのない小説、異性の影響を受けない小説はほとんどない。 具体的には、恋愛物語などにおいては、男女がすんなり結ばれるというものはない。まさに愛憎劇だ。誰かが邪魔をする。潜在的に押し殺されていた欲望をベースにする人形浄瑠璃は、身分制度の確立した江戸時代の大衆社会の中で、それでも惚れた異性と一緒に生活したいと思う本能との潜在的な矛盾を語り、人気を得た。性欲は、生命の基本的なものである故に、どのような体制においても、摘み取られることはない。自ら湧き出る鬱積した感情を、恋愛物語を見ることによって昇華している。つまり、性欲は、一見平和そうな大衆の心の片隅に潜む、満たされない不満が、「変態だ、スケベ−だ」という言葉で表現される。 5.3.5 触覚から発情する性欲
子孫を継承するための性欲は、DNAコードで書かれており、自己組織化の形で性ホルモンを分泌するため、非常に強い欲求です。古い脳に近い海馬と扁桃体が活躍しています。ドーパミン脳内分泌分泌物が積極的な役割を果たしています。動物は遺伝的に統合された本能のままなので、季節や去勢の後は何も起こりません。例えば、我が家の去勢された雌猫は、相手の雄猫に親しみを感じ、一緒に座って夫婦のふりをしたものの、性行為はしていませんでした。去勢された隣の猫も、以前に関係していた雌猫が発情して体をこすったとき、快適に感じたようでしたが、性的に行動しませんでした。 性的中心は、間脳と呼ばれる脳の視床下部にあります。性ホルモンのテストロゲンに支配されている男性が、エストロゲンを分泌する女性と出会う。男性は艶やかで魅力的な女性の身体に惹かれ、もっと抱きしめ、女性の身体に魅了されたいと思っています。そして、出会った二人は、脳内でオキシトシンとドーパミンを分泌し、DNAの自己組織化の命令で一体感を感じます。また、脳内のオピオイドとドーパミンの分布は、彼らに官能的な喜びをより求めさせます。その間に子供が生まれれば、子育て本能が発揮され、自己犠牲を払っても子育てが行われます。
DNAの自己組織化による遺伝子情報システムのため、本能は論理的に理解できません。 性的中心は間脳にあり、この性欲は時々あなたの脳の命令なしに反応します。クオリアの章で書いたように、人間はミラーニューロンシナプス回路を発達させたので、パートナーなしで脳内でセックスをすることができます。 レストランや喫茶店などの待ち合わせ場所など、人の多い場所でおしゃべりをしていると、性的虐待やエロティシズムの話題は常に存在し、消えることはありません。バスや電車の中で胸を含む身体が触れ合う瞬間、男と女の間に不思議な恋が起こり、官能的な快感に満足する人もいます。それは肉欲と呼ばれています。結婚してからは、この官能の喜びで、夫婦のほんの少しの不満にも耐える人もいるそうです。また、女性に飲酒サービスなどを提供するホストの刺激に夢中になりたい女性もいます。 人類の進化が始まって以来、生化学反応系は反応（生殖）を受け継いでいるので、人類は第二生殖器を前面に出し、第一生殖器と類似する唇を強調して視覚的にアピールし、人間が人間として生きる必要があるという男女の性的欲求のつながりを明らかにしました。 5.3.6 性欲を嫌う理由 何故性欲は、このように何時の時代も裏側を歩かなければならないのか。比喩によって語ってみよう。
彼は息子にそう話した後、独言を言った。 「いやいや、こう説いて聞かせても、息子の性欲を押える事は出来ない。今のうちに、決りを作った方が良いだろう。わしには、多くの女がおるが、『一夫一婦制』それが良い。わしが息子に弱いように、親は子供に弱いものだ。わしが親を奴隷のようにこきつかおうとも、勤めをやめれば子供を食べさせる事が出来ない。それできっと耐えるにちがいない。」
・環境および境遇の異なる間の結婚は、過ごした環境の不一致から、結婚後に発生する問題が多い。 ・性欲を卑しい欲望として、軽蔑する風潮を社会に作り、その道徳を子供の時に記憶として埋め込む。 これらを巧みに、社会に融け込ませればよい。息子は、わしが嫁を捜すまで、過ちを冒さないだろう。そして、わしの富と権力は、代々伝わっていくに違いない。」 彼らは性の欲望をコントロールして、所有欲を優先させた。そして大衆はこのように徐々に裏側で性交を楽しみ始めていた。結婚した人は一夫一婦制の下で作られた不道徳と呼ばれる怪しげな気持ちで貪欲に満足しています。また、抑圧された心は、売春婦、愛人、姦淫という言葉によって解放されました。エロティシズム映画とエロティシズムウィークリーは、性的欲求の出口として中止されていません。それどころか、それは成長産業になります。セックスについての真剣な議論は、商取引に基づく下品な言葉に変わります。 一夫一婦制は、西洋諸国のキリスト教に強く広く影響を受けています。日本は明治時代から受け入れてきました。 5.3.7個人的な恋の流れと理想 スタンダールによる抄録集 5.3.8初恋
５月１日 毎日同じ電車で通学する、可愛い女の子。妹のようだと書いた子。優しい子にしてやりたいし、いろいろ教えてあげたい。 私の妹。私とともに歩む妹。小川の流れのようなか弱い声で、風にそよぐ髪が、蜘蛛の糸ほどに細く弱く流れる。私を楽しませてくれる妹。まだ子供である妹。 ７月２５日 私の妹。そのうち私から遠ざかると思っていたのに、何故か恋人のような気がしてきた。これが恋か。 私の妹。ちょっと物心のついた、ちょっと生意気な妹。 やっと成熟したばかりの胸をはって、私の前を誇らしげに歩む。しかし、まだ幼い妹。 １２月１６日 私の妹は、このところ出会わない。まだ、小さな子供である妹。私が素直な女性にしたいと願う彼女、しかし、彼女を見かけない。引っ越したのだろうか。朝、団地でガス自殺とのニュ−スが報じられたが、あの母と、15才の少女が、一瞬妹ではないかと思ってしまった。………。私は何か暗い影を宿す彼女を、知っている。つまらぬ試験と、人生評価の虜となっている妹を知っている。もし、15才の少女が彼女であったら、私の勉強と、彼女の生活苦を救うのと、どちらを大切にするであろう。勉強は目的ではなく、手段の１つである。彼女のためなら、思い切って人間として、私の難題としたい。 ４月１６日
１１月５日 帰りの９時過ぎ、名駅でぱったり能子に出会った。不思議なことに六感注）が働き、彼女が居る様な気がした。あれほど恋慕っていたのに、もう恥ずかしさが私を支配し、息苦しい。今度出会えば、きっとああ言おう、こう言おうと、あれほど心の中で練習したのに、電車に並んだ二人は、思いとは反対に、息苦しさから逃れようと、駅に着く事のみを願っていた。 注）閾値以下の女性ホルモンを感じる。 ２月２日 この頃、彼女に会わない。この前はかすかな嫉妬をしたりしたが、それは違うことが分った。 実は、この年の１月１０日、彼女が就職するのだと、精一杯の心で告白したのが最後で、大阪へ引っ越してしまった。辛かった初恋。私には儚くほろ苦い甘く切ない思い出を、残してくれた能子、ありがとう。 追記 私が大学院の研究室でこれを書いていた時、彼女の高校（旭丘高校）の同期の子が、小泉能子さんか、彼女は京都樹脂に就職して箕面市に住んでいるよという事だった。私が５０歳近くになった時、開発したATK外壁材の耐火認定試験を得に吹田市の試験センターに行き、箕面市近くの喫茶店で食事をしていた時、彼女とそっくりの若い女性がウエイトレスをしていた。しかし、愛知製鋼の仲間もいるし、声もかけずに喫茶店を出た。年齢が違うので彼女の子供なのか・・・・・。その記憶が強い 5.3.9 各時代のenergy消費量と人口
5.3.10昭和40年代（1970年前後）の結婚の可能性 女は可愛い、美しい。男は逞しい、素敵だ。男女同権の世の中にあっても、少しも変わらない概念がこれだ。僕は男であり、優しく可愛い女がよい。生活力がなくても好きになる。また、適齢期というか発情期の女は、雌として引かれるものがある。男が後でしまったと後悔するのは、こんな時だ。理性はよほどの場合でないかぎり、情交を放任する。つまり男の本能は、人間においてさえ、どのような女とでも情交を求めるように仕組んである。 では、優しく可愛い女は何を意味しているのか。これは不思議だ。美しい女性は、どの男性も好みの差に違いはあれ、美しい、可愛いと感じる。その中には、甘え、明るさ、優しさ、知性等が、コンパクトにつまっているのか、それが上手くバランスされているのか、女性の化粧の中にこれらが隠されているのかな。女性はそれを知っているのかな。惜しみ無く金を使い、男性の目を引付ける（性選択においては、視覚のみに特化しています）。そして、女性が発情していれば、まず男を捕まえることができる。では、マルビの不美人は、どうしたらよいのか。それは冒頭の文章にヒントを示したように、発情期の女は雌として引かれるものがあるからそれを巧みに利用する。男が一度交わればバリアが低くなり、好きになって上手く行く。
結婚は、職場やサ−クルで共通の問題と取組む中で、生きるために必要な問題を話合い、その中で芽生えていくものとなるだろう。結婚も互いの仕事を尊重し、助合うことから生きる喜びを深め、結付いていかなければならない。 わが勤めていた会社は、全国から若手研究者が集まるので、福利厚生の一環として身元のはっきりした女子大生を、採用していく向きが有る。したがって、サークルを通じた社内結婚も多い。 性欲は腹のすいた夜、二人で食事を楽しむように、心にふれた時、求とめ合えばよい。 1970年代-気の弱い男 明治維新から現在に至るまで、科学技術は急速に発展し、人口を支えるエネルギーを海外で生み出すことができます。また、医療の発展により死亡する乳幼児の数は減少し、現在では1億2000万人が増加しています。特に戦後兵役を終えた多くの男性とそれを待っていた女性の間で、性的欲求が解放され、多くの子供たちが爆発的に生まれました。この人口のゆがみは、就職活動や高齢化問題など、現代に大きな影を落としています。 戦後、科学技術の発展とともに、資源開発は世界中で進んだ。そして経済は急速に発展しました。エネルギー生産と経済発展は相乗的に進んでいます。お金は、各要素（石油、食料、電気、知的財産など）をまとめるエネルギーの代わりになります。素材等の価値はその時のレートに依存します。 《お金は、お金の形で各エネルギーの価値を関数で表したものです。資源が増えなければ、お金を印刷することは一枚あたりの価格を上げるだけで、金持ちではありません。豊かになることは、エネルギー資源の増加によってのみ実現することができます。
》 昭和40年代から50年代にかけて、お金の使い方という商業基盤に基づく大量消費文化がアメリカから持ち込まれました。そして普通の人でさえ異性を探すためにお金を使い始めました。産業構造の変化や支払い方法の多様化により、多くの男性は、もともと女性を獲得して招待することが困難であった高級車を購入するために残業しています。金持ちの子供たちはいつも両親のお金に頼って女性のためにそれを使います。裕福な家の男子学生が大学の門で高級車を止めて女子大生を誘うのをよく見かけました。女子大生も惜しみなく接してくれる潜在的なパートナーを探すことに専念していた。 女性から愛されていない男性もいます。 見栄えが悪いと異性に拒絶されるかもしれないという欲求不満が原因と思われます。気の小さい人はポルノ映画館に行き、周囲に気を配りながら入場券を購入した。彼はおそらく彼が知っている誰かに見られる恥ずかしさを感じるからです。夜は、写真画面のイメージを想像したり、購入したポルノ雑誌で性的欲求を満たすことができます。
自己顕示欲と、見た目を良くしないと異性から拒否されるという焦燥感からだと推測される。小心者は、ポルノ映画館に行って、見知った人に見られてはいないだろうか、周囲に気を配りながら入場券を購入し、足早に中に入ったものだ。夜になると、そのスクリーンのイメージを思い浮かべながら、あるいは、購入したポルノ雑誌などで性欲を満たす。 5.3.11昭和50年代の主婦の思い 1990〜2000年代 その頃の主婦は、どのように考えていたのだろう。団地に住む人々の標準的な生き方を調査するアンケ−トに、このような結果が有ります。
・Ｅさん：結局男って勝手なもので、仕事だ、付合いだといって、自分中心的だと思う。家事に励み、育児に追われ、やりたくても何も出来ないのが私達、子供から解放された時にはもうおばあちゃん、結婚って男の具合のいいように出来ているって感じです。とまあ、このような感想でした。 Ａさんは、２人のために世界はあるといった喜びようです。私は、まだ結婚の喜びを知らないが未婚時代の欲求不満が一度に解決され、子供を育てる楽しみもあり、心に不満はないといった様子が窺える。 Ｂさんも同様です。夫のための妻、子供のための母という役割に、喜びを感じてします。しかし、好きな子供のために社会を見てやろうと言う、Ａさんに見られない積極性があります。Ｃさんは、さらに妻から一個人という認識を持ち、夫と対等である事を自覚しています。Ｄさんは、長年の主婦業が何であったのか、そして、Ｅさんは、女性としての結婚の、不合理性について考えているようです。もし、女性に生活力があれば、社会は一夫一婦ではなく、母系？社会へと変化していくにちがいない。
5.3.12 2010年代 草食男性・肉食女性 現代は、エネルギーが海外から大量に流入している。それによって各自が、より多くのエネルギーを消費する、豊かな生活空間に慣れてしまって、一人当たりのそれは、戦前に比べると格段に多くなっている。 したがって、高収入を求めて教育に時間をかけるようになり、男女とも就職時期が遅くなった。会社側は、総合職クラスの男性の福利雇用として、彼らに釣り合う女性を採用する。しかし、高学歴の彼女らも、自分の能力を仕事に生かして、仕事へのやりがいを求め、より高い地位を求めて活躍しようとするので忙しく、ますます婚期が遅れてきている。一般庶民においても、女性が豊かな生活力を求めるため、収入が安定する公務員や正社員にならない限り、結婚という形態は難しくなっている。その結果、大脳を使う事もなく、スマホを通してのインターネットにあるゲーム、または、感情にまかせた短い書き込みで満足するツイッターやラインに、時間を費やす人々が多い。Energyを多大に使用する論理的な長文や文学的な表現を、頭を使って努力する必要を感じなくなるからだ。
恵まれた環境にある草食男子の場合は、上昇志向の強い女性が、積極的にアプローチするので、結ばれやすいが、該当しない草食性男子は、取り残されやすい。 2010年度の国立社会保障・人口問題研究所の「未婚者のセックス体験」の推移によると、18-34歳の男性のセックス経験率は、1987年の水準と同等かそれ以上であり、18-34歳の女性のセックス経験率については、過去25年間で大きく増加している。セックスの経験がある人が50%を超える年齢について「男性20歳、女性19歳」であった、とする報告がある。この結果は、以前よりも弱肉強食が、顕著になったと考えられる。草食男子は、ダーウィンの自然選択により、厳しくて残酷な人生を歩むことになる。 《科学的に説明された文献によれば、平均年齢30.9歳の男性21人のホルモン値を測定し、加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群診断基準の遊離テストステロン境界値以下を示す例を10名(47.6%)に認め、DHEA-sやIGF-1など加齢により減少するホルモンも正常値範囲内であるが低分泌傾向であったと報告している。 》 また最近では仕事に忙しく、以下の形で男性を求める女性も増えてきた。 《相手選びのキモになる男性の「HLA」を、私たち女性は本能的に嗅ぎ分けているのだとか。それが「ニオイ」。思春期になると、父親のニオイがキツくなって、「お父さん、臭い！」と毛嫌いした記憶も。これもDNAが近いもの同士の交配を避けるように、プログラミングされているとも考えられます。 HLA遺伝子群の組合せのなかには，人類集団の起源の解明に役立つものがあり，日本人にみられるいくつかの特徴的な組合せを追究することによって，日本人の系統が北東アジアと東南アジアの両方にたどられることなどが明らかにされている。》 5.3.13大脳に刻まれる性欲 Energy生産性が低く劣悪な環境下であった昔は、生き抜くためのエネルギーが乏しく、娯楽と言えば性欲が娯楽の大部分であったので、出生率が高かった。しかし、生存に必要なenergyが少ないので乳幼児の死亡率は高かった。また、食い扶持を減らすためにえい児の間引きなども行われた。運よく生き延びて成長した子供達は男女の遊びの中から恋に陥り、結婚して家族を作る。家督を継承する者は親から田畑を継承する。そうでない者は、子供を育てるために新開地を開拓しながら食料を確保しました。その場合、苦労が有りそうであるが、本能的に子育ての楽しさ（子供に手伝いをさせながら一緒に仕事する）や性欲の快楽を楽しみ、その辛さを癒した（辛さをあまり感じさせない）。貧しい家系の女の子は、大店に子守奉公に出された（子守歌がそれを示す）。その一部は遊女になるが、太夫、花魁、女郎から夜鷹まで、男性の所得に応じて性を売る人々として存在した。 老後の性欲はどうか？ 男性の場合は老人になっても前立腺液と精巣からの分泌液が溜まり、その放出がある。その時性欲の衝動を感じ、それを精液の生産が有った若い時の様にマスターベーションで解決している。下腹部の快感は射精の時と同じである。卵巣と子宮を切除した女性で、切除後ほどなく性欲を無くした人を知っている。卵巣と子宮を切除した人の性欲は女性ホルモンの減少により急速になくなるものと思われる。でも優しく抱かれたいという欲求は有るのかもしれない。 子孫維持の性欲はDNAのコードに書かれていて、自己組織化の形で性ホルモンを分泌してくるので、非常に強い欲望です。旧脳に近い海馬と扁桃体という、感情を伴う部分が活躍します。ドーパミン脳内分泌物が活躍します。動物は、遺伝子に組み込まれた本能のままだから、季節が過ぎれば、あるいは去勢すると何もなかったようになる。例えば、我が家の去勢をした雌猫は、その結果、相手の雄猫に親しみを感じ、一緒に座って夫婦気取りを取るものの、性的な行為をしませんでした。去勢した隣の雄猫も、以前関係のあった雌猫が発情して、体を擦り付けてきた時、快感を感じているように見えるが、性的な行為をしませんでした。
5.3.14一人で性欲が満たされる外部環境の発達 若者の性欲のはけ口から見た場合はどうだろう。昔の男女はその空間が十分に有るので、二人の「惚れた方が負けよというような恋愛ゲーム」で性欲を満たした。また、お互いに助け合う事で利点も多く、若者たちは結婚していった。昭和40〜50年代になると、アダルト関係のメディアも発達し、異性と巡り合えない層には、映画、ビデオ、写真などを通じて、安価に性処理に関する商品が提供できるようになった。そのような行為は、異性を相手にエネルギーを使ってデートし、ふられるかも知れないというバリアを超えて、仲良くなるのと比較すれば、エネルギーが少ない。気の弱い者は苦労を伴わないので、独身者が少しずつ増えていった。
ず後家や初老のチョンガー」などは当たり前で、気にする事も無くなった。 さらに独身生活を余儀なくされる者もいる。それはパラサイトシングルと呼ばれながら生きる層である。一人生活をするに至る要因はさまざまであるが、生命体は、本来エネルギーを集めて、互いのバリアを超えて繁殖するという事である。しかし、個人の快楽のみを満たす事ができる現代の現象は、外れ者に対してストレスを開放させる方向に、ダーウィンの自然選択が上手く作用しているともいえる。
5.3.15人生を犠牲にする性欲の怖さ 芸能人などは、古くは五月みどり、そして渡瀬津恒彦や大原麗子のように離婚・再婚を繰り返して話題を提供し、人気を維持する人もいれば、あの人とあの人は出来ている・・・と巷でささやかれる事で、人気者と言うプライドを満足する人も多い。芸能関係メディアもお金儲けのために、プロダクションと一緒になって、それを敢えて取り上げる。芸能人は、離婚再婚が仕事のようなものでもある。島倉千代子の場合は、騙されながらでも、惚れた男に尽くし抜く生き方を貫き、芸能プロダクションは、それを商品とした。実力のある彼女もそれを奥深い人生経験として、歌に生かしていった。プロ野球の世界では、東京妻、大阪妻・・・と公然と囁かれても、気にせず活躍している人が多い。性欲をそのように満たしている彼らは、それを糧によりレベルの高い仕事を目指す。犯罪ではないのだから良いのだろう。相手方が訴訟を起こそうが、彼らはお金で解決する。 性欲のより強い刺激を求めるための犯罪と言えば、芸能人の麻薬犯罪が多い。検索に掛けると腐るほど出て来る。純情女優で売り出した高樹沙耶、酒井法子などは、性のより深い快楽を求めて麻薬に手を染めた。男の芸能人はその10倍だ。 女性の下着泥棒とか痴漢は、被害者から訴えられれば、窃盗とか強制猥褻等の刑罰の適用になってしまいます。しかしながら、性癖がそうさせます。学校の先生等は、生徒と二人きりの空間が出来るので、情欲を生じて性犯罪を犯し易い。高校レベルまでは、懲戒処分が出て終了する。 しかし、知識人と呼ばれる人達においては、女性に協力してしまう場合、プライドが高く権限があるだけに、大きな問題に発展する。若い女性の魅力に負けて情が移り、肉体関係の疑念を抱かれただけで、自殺する人もでる。京都大学医学部、理化学研究所・副センター長を歴任された笹井芳樹さんがお亡くなりになったのは、記憶に新しい。彼は、論文の筆頭研究者だった小保方晴子のSTAP細胞騒動に巻き込まれて自殺した。彼女の論文に「写真の誤用」「コピペ」など、不正が続々と発覚したのだ。上司として彼女を援助してきた立場上、この社会の居場所を無くしてしまったのだ。日本のためには貴重な人物であったので、非常に残念なことです。 また、青柳幸一さんの場合も然り。2015年9月、司法試験の問題作成に携わる彼は、司法試験の問題を教え子で交際相手だった20代女性に漏らし、地位も名誉も全てを失った。他にも、有名なコメンテータだった植草一秀さんは東大出であるのに、女子高校生のスカートの中を手鏡で見たとして現行犯逮捕された。NHKのアナウンサー森本健成氏は強制わいせつ容疑で逮捕された。下着の中に手を入れて触っていたなど、女性に触れたい、女性を見てみたいと言う願望から人生を棒に振った者は多い。性欲とは、男にとってそれほど大きな欲望で有る。 《＞笹井さんなんか、それで自殺したが、ー 西山事件の場合は、女性を誑し込んだ側だ。1971年の 沖縄返還協定にからむ密約を暴いて、世間に公表した結果、メディアを通して、即座に、彼が公務員である女性の人格を著しく蹂躪したとして、男女関係に切り替えてしまった。一般庶民は、事の重大さよりも、性欲に関する男女関係の話題に興味が強い。 女性の心理が、理解できない男性も多くいます。人類は視覚で引き寄せあい、触れることで恋を発展させ、増殖する生物だった。その本能が現在にも、男性側に残っている。そして、女性に触るという行為は、全ての女性が嫌がる訳ではないので、多くの男性は気軽に肩を叩くなど、ジェンダーギャップを意識せず、安易に触ろうとする。本能的な行為なので、セクハラという行為である事を認識していない。したがって、励ますために肩に触れたのに、セクハラと騒がれる事も有ります。セクハラと言えば、北米トヨタ自動車事件が、あまりにも有名です。CEOが出張先のホテルの部屋や公園において、同僚の日本人女性の体を触るなどのセクハラ行為をしたという話しですが、女性はアメリカで裁判を起こした結果、巨額の和解金を手にした。 5.3.16顕在化した性欲（セクシャルマイノリティ） 遺伝情報系の欲望と違って、脳集中神経系に組み込まれ、感覚で意思疎通を図る感覚情報系の仕組みは、クオリアの章でも示したように、結構いい加減な所が有り、学習の仕方により如何なる方向にも行く。それは絶えずランダムに振動している大脳のパルスの同期・共振の環境が、論理的組み合わせの上に成り立っていないからです。平和が続く現在、性欲は顕在化し、そのいい加減な所から生み出される様々な組み合わせが、羞恥心も無く語られる。 現在は性表現が解放されて、男たちは鬱積した性欲の捌け口を、情報が氾濫しているインターネットサイトに求める事が出来る。しかし、その様な利用方法とは別に、誰でもが、性に対する真剣な討論を可能にする場でもある。そして様々な結婚形態を望んでいる人々の、カミングアウトが始まった。
そして、彼らは視覚により接近したであろうけれど、その後は相性が合うと言う形で仲良くなっていく。いずれにしても、子孫を残すという事は不可能である。が、統計的には僅かな確率で絶えず発生している。結ばれた彼らは、マイノリティグループとして生きていく人々である。勿論、彼らにも欲望を満たす権利が有るので、最近では社会的市民権を得ている。 したがって、改めて結婚という事を考えてみると、それは、女性が妊娠した時をスタートとする、共同で行う子育てにあると思います。現在は、二人が子供作る事を誓うところで結婚という儀式をしますが、子供が宿ったところで結婚すると定義すれば、マイノリティの問題は無くなります。確かに脳内分泌物・オキシトシンなどの影響で、二人は一対と思えるような恋に陥るのですが、その時はマイノリティの人々と同じ心理です。二人はまだ、夫々に独立して家計営むことができます。 5.3.17老人の性欲
齢の男たち。その事件の後、後妻業に女という映画も話題になった。（男性では、前立腺液と精巣分泌物が蓄積し、高齢者でも放出されます。その時は精液が出てきたような気がします。
下腹部の快感は射精時と同じです。 精液がないので分泌物が体外に出ません。下腹部の快感は射精時と同じです。今、性欲の衝動を感じたらオナニーをします。睾丸は若い頃のように縮むことはありません。）性関係が大脳に刻まれていて、それがドーパミンや脳内分泌物・オピオイドを分泌し、快感が色濃く刻まれていくので、それを消し去るのは大変です。 （私は、卵巣と子宮を切除し、切除直後に性欲を失った女性を知っています。卵巣と子宮を切除した人の性欲は、女性ホルモンの減少により急速に消失しているように見えます。しかし、男性に親切に受け入れられたいという願望があるのではないでしょうか。わかりません。） 《β-エンドルフィンは、オピオイドμ受容体に作用し、モルヒネ様作用を発揮する。ストレスなどの侵害刺激により産生されて鎮痛、鎮静に働く。鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果があるとされる[要出典]。 βエンドルフィンが中脳腹側被蓋野のμ受容体に作動し、GABAニューロンを抑制することにより、中脳腹側被蓋野から大脳皮質に投射するドーパミン神経系（別名A10神経系）のドーパミン遊離を促進させ、多幸感をもたらす。》 つまり、性に個体差が生じてくるので、熟年を迎えた夫婦間では、一夫一婦制に矛盾を抱きながら、生活している人達も散見される。性欲の強い方が、それを我慢して生きるのは可哀想です。夫婦関係が冷えて、忘れかけていた快楽がちょっとした切掛けから他の異性と関係し、目覚めていく人もある。生活にゆとりがあって、年老いても肉体を求めたい人々は、立場がどうであれ、男女とも、異性との肉体的な触れ合いを求めて、社交ダンスなどに参加していく。そして性欲は、ますます強く大脳に刻まれていく。人は、「灰になるまで」恋をしたいのですが、質が違ってきます。 《社交ダンスでラテン以外は 男女の下半身密着しなければ踊れません、どこまでも内腿と内腿ピッタリ合わせてです！新しく知り合い ペア組んで最初はその気がなくても １週間、１ヶ月、半年、頻度も週２−３回以上二人で居る時間が長く取り組んでいれば 自然に男女関係になる事と確信しています。ですから、よほどの覚悟で取り組まないと お互い清い関係でのペアは難しいのではと思います。》 世帯主が主な稼ぎ手であった専業主婦の未亡人になった一部には、世間知らずで、社会構造の恐ろしさを知らない人もいます。そのような人達が、独り身の寂しさのあまり、宗教界や社交の場に入会し、それを紛らわす。社交ダンスも同じです。しかし、そこには知的な団体を装おっているが、実は罠が仕掛けられている場合もあります。そこで、女性の特性を熟知している男性と触れ合い、気を許して交わった官能の喜びから、地獄にずるずると堕ちてしまう人もいます。快楽は脳内麻薬を分泌し、もはや制御できなくなり、全てを失う事になります。
ここに週刊朝日の記事「高齢者の自慰」というタイトルで、日本家族計画協会がジェックスと共に、日本人のセックスの回数や時間、絶頂感などの性行動の実態を20〜69歳の男女に調査した結果が報告させた。60代の男性は、一か月間に45％、女性は13.8％が「した」と答えたらしい。また、性生活が盛んで、快楽の記憶が多くある人は、年を重ねてもその気持ち良さ求める傾向がある。したがって、老人ホームなどは、今後の性対策として、性具を用意して欲求を紛らわさせる方策が必要かも。但し、性交や自慰の最中に脳出血や心筋梗塞で亡くなる人もいる。 ここでは男性ですが、老齢の女性でも性的欲求はあります。 男性に対するある老女性の心理 ワヤ >恥ずかしい話ですが、女性について全く知らないで書いた性欲の章。
ヨナさんの下の書き込みを見て、女性の本心を知りたいので、具体的な話が聞けたら嬉しい。結論が出ないままで終わるのは寂しいし。単にDNAに組み込まれたコードに従っているだけかな？ 章の補強ができるかも知れない。 ヨナ 今朝も早く目が覚めて、３時頃にＰＣの前に座りました。様々の雑用が済んだので、ワヤさんのメールの返信のお時間とします。 でも、今考えてみればそれは本の入り口だったと思います。 5.3.14本能が勝手に発動する性欲 話し代わって、バス、電車等、人込みの多い場所では、決まって痴漢の話題が存在し、無くなることがない。その瞬間、男と女の間に奇妙な恋が発生し、互いが官能の悦びに満足する人もいるために、人によっては犯罪にもならない。それを、肉欲という。結婚後、夫婦の些細な不満も、この官能の歓びのために、耐えている人もいると聞く。狩猟生活を始めると、生化学反応系は反応（命）を継承させるため、第二性器を視覚に訴えるように前に持っていき、発情と快楽による男女の結び付きと分業体制を、明確にしていった。釈迦やキリストが非難したこの悦び、人間が人間として生きるために必要な、性欲について考えてみよう。 性欲は奪うものであり、赤ん坊が母親を慕うころから有る。そして、遊戯友達の間で漠然と意識し合い、初恋、同棲、結婚へと進む。このうち、永遠のテ−マとして話題となるのが、初恋以降である。どんな職種の人々にも、どんな階層の人々の間にも、相手がおり、妻がいる。アマゾンの奥の開拓地にも男が集り、女が集り、夫々の心の中に、彼等しか分らない多くのドラマが展開する。 小説等は、欲望の渦巻く世の中の矛盾を鋭く突いた社会派小説、あるいは男女の感性を大事にするロマン派小説・・・。私達は、著者達の思いの凝集した書物を、心の糧として読み、共感しながら読んでいるが、男女の絡みのない小説、異性の影響を受けない小説はほとんどない。 具体的には、恋愛物語などにおいては、男女がすんなり結ばれるというものはない。まさに愛憎劇だ。誰かが邪魔をする。潜在的に押し殺されていた欲望をベースにする人形浄瑠璃は、身分制度の確立した江戸時代の大衆社会の中で、それでも惚れた異性と一緒に生活したいと思う本能との潜在的な矛盾を語り、人気を得た。性欲は、生命の基本的なものである故に、どのような体制においても、摘み取られることはない。自ら湧き出る鬱積した感情を、恋愛物語を見ることによって昇華している。つまり、性欲は、一見平和そうな大衆の心の片隅に潜む、満たされない不満が、「変態だ、スケベ−だ」という言葉で表現される。 5.3.15 性をめぐるミステリィ（日経サイエンス・渡辺志歩）抜粋と我流解釈 男と女は何故、惹かれ合うのか 性の意思決定を行うのは、大脳新皮質ではなく、脳の深部にある視床下部や大脳辺縁系といった古い脳の部分が反応している。ここはドーパミンなどの体内麻薬様物質を分泌し、快感などの感情や刺激を受け持っている部分でもある。また、遺伝情報系が支配しているので、大脳新皮質の多い人間を除く動物たちが、ブレーキも利かず行動するのはうなずける。
主要組織適応性抗原複合体遺伝子群（HLA）を調べると、あるHLA遺伝子群のタイプを持つ女生は、それと大きく異なる男性を好む結果が出た。 2002年シカゴ大のSuma
Jacob の実験によると、兄弟や親子のように近すぎる体臭も、逆に遺伝子がかけ離れた体臭も好まれない。多くの女性がHLA遺伝子群のうち、必ず一つは自分の父親と同じ遺伝子を持つ、男性の体臭を好むことが明らかとなった。 ということは、女性それぞれにとって好ましい匂いは、似たようなグループ間で血縁的に近すぎない男性の匂い。その彼を好きになるんだ・・・・・？ 本当かな。人間は大脳新皮質が多いので、これだけで決まるわけではない。 話変わって 人間の雄は視覚が発達し、初めての女性の情報が、次々と大脳新皮質の視覚野に行く。そして、目鼻立ちがはっきりしている女性の印象が強く残るので、視覚野は美女が好き？ 大脳ニューロンシナプス回路のenergyを使用せずにパルスパターンが認識されていくので、漠然とした女性よりも美女の方が脳裏に刻まれる。 性をめぐる履歴と我流解釈続き アミーバは無性生殖であるが、ゾウリムシ等の原生生物は8種類もの「性もどき」が知られている。外見は同じなのに、遺伝的に異なる16の同質遺伝個体群がある。それから少し進化すると、雌だけで繁殖するアブラムシとなる。雌が圧倒的に多いのは魚類に多い。メダカなどは環境が悪化すると雄が発生する。深海では雄が極端に矮性化し雌の器官の一部のように成り下がっているものもある。そこでは雌に出会うチャンスが少ないので、エネルギィを使わず生殖するには最適だ。 哺乳類になると、オスが圧倒的に大きい種には、象アザラシのように雌の数が多い。ライバルに勝った雄は種付けのみに専念し、子育てに多くのエネルギィを費やさないため、自分の体力維持と性交のみに専念できるという異なった理由である。 繁殖に関する雌雄発生と増殖に関する環境支配説は、ある種が、ある環境下で繁殖に成功して飽和すると、新天地を求めて拡散していく説である。この場合、多様な遺伝子の組み合わせを持っている方が、生き延びる確率が高いという説である。しかし、コンピュータシュミレーション計算結果から有意差が認められなかった。 最近はwilliam.D.Hamilton が1980年に提唱した「赤の女王」説が有力だ。それは 遺伝子がウィルスや有害物質で傷つけられた場合、そのコピィを次世代に伝えなくするために有性生殖となり、良い所だけを残す（有害遺伝子排除説）説だ。残された遺伝子の中で、さらに、上記環境支配説で、環境に適応した者が生き延びるのだろう。 性を決める遺伝子はSRY遺伝子です。それが活動しだすと、それに連れて生殖腺にかかわる他の遺伝子群（Wnt4，3βHSD、Dax-1）等が順次に動き出だし、内部生殖器が完成し、外部生殖器も性ごとに分化を始める。 男性は女性よりSRY遺伝子が若干早く動き出し、生殖腺原基の中心部分（髄質）が発達し始め、その周囲の皮質がなくなって精巣が作られてくる。精巣の中には精細管が発達し、精子を作る生殖細胞や男性ホルモン（アンドロゲン）を合成・分泌する細胞ができる。 子宮等になるミュラー管は退化を始め、ウォルフ管から輸精管が形成され、陰茎、陰嚢などが分化する。 《アンドロゲン（英: androgen）は、ステロイドの一種で、生体内で働いているステロイドホルモンのひとつ。雄性ホルモン、男性ホルモンとも呼ばれる。雄では主に精巣のライディッヒ細胞から分泌される。雌では卵巣内の卵胞の顆粒層細胞から分泌されるアンドロゲンは卵胞内の卵胞上皮細胞で芳香族化されてエストロゲンに変換される。テストステロン（testosterone）は、アンドロゲンに属するステロイドホルモン》 脳の性分化はアンドロゲンの作用との関連が強い。母体や胎盤、卵巣などに由来する女性ホルモンは、胎児の脳分化に関与しない。受精8週目くらいから、男性では男性ホルモンが、女性では女性ホルモンであるエストロゲンが合成され、10〜14週間後にピークを迎える。 Y染色体のＳRE遺伝子があれば男、なければ女。これが旨く作動しないと性同一障害を引き起こす。ただし、それのみで性状が決まるものではなく、性ホルモンの影響も大きい。 Ｙ染色体の遺伝子はせいぜい数十個で、ほとんどガラクタばかり。X染色体のたった1/3の大きさのY染色体が、何故Ｘ染色体とペアを組めるのか？ 3億年前までは、どちらの遺伝子とも同じ大きさであったらしい。サイズが減少化した理由は、Y染色体のDNAの一部の向きが逆位し、SRYに代表される性決定の遺伝子のみが残ったからだ。 性染色体が人ゲノムに中に占める割合は約5％。したがって、男女では1/20の確立で性化学反応が異なる可能性がある。様々な機能および性状で男女差があっても可笑しくない。 将来はどうか。FS小説（my opinion）となるが、宇宙を飛び交うほどの科学技術が発達すれば、energy的にロスの多い雄は必要とされない。生殖は人工的に作られる。快感などの感情は、脳が感じて処理することだから、脳にその機能を植え付けておけばよい。 宇宙船という狭い空間で男女が存在すれば、生殖の争いがその系を滅ぼしてしまう。 研究課題名:昆虫の微小な脳にひそむ知を探る 研究者名： 神崎 亮平 ＞脳は遺伝子によってプラグラムされている 5.3.16近未来の組み合わせ 近い将来はどう有るべきか。これは、中尾ハジメさん（朝日ジャ−ナル１９７０）のを抜書きしよう 『結合は、大人たちのコトバでつくられた人間関係の公認の図式とは、もともと別のところで始められるのではないだろうか。 それは夫婦でもないし、将来を約束しあった恋人同士でもない。ましてやロマンチックな恋人同士でないことが多いのだから、………。つまり、性欲を持っている事自体が公認の図式として認められにくい事なのだ。強いて当はめれば、不順異性交遊とか、愛人というのが浮かびあがる。 「性』を汚らわしいとするそのコトバは、それを口にする人間に返さなければならない。もし、若い男や女が何時までも慎み深く、セックスによる結合から自分を遠ざけていたらどうなるか。それは、異性に対する満足な新しい知識のレベルもなく、親達から結婚式によって認められた時は、ただのセックスに飢えただけの、あるいは、それを恐れるだけの男と女であろう。』 私はこの記事を読んで、モ−パッサンの女の一生の前篇、主人公ジャーヌの、何一つ知らなかった、若き日の行動を思い出す。 セックスでつながった男女が、その体験から垣間見た、新しい種類の自分達の人間関係とは、分かち合うという性質のものだった筈だ。問題は分かち合う、仲間を作る事だということを、初めから気付くべきだ。青年期の男女が、サークル等を通じて、自分達の手で獲得しなければならないのだ。 そして、私は年を重ねて、性欲の個人差を強く感じた。多くの夫婦を観察していると、夫婦関係が変化して、新たな女性を探そうとすると、一夫一婦制が有るため、社会的な制約を受ける事に気付いた。たとえ性欲の強い女性と出会っても、「奥さんがいる人は・・・」等と思われ、敬遠される。しかし、男女とも寂しい思いをしている人が多いので、SNSが盛んだ。老人こそ、一夫一婦制から解放されて、新しい老人社会の枠組みを求めて、仲間を求める自由を獲得しなければならない。ただし、自由を獲得するためには、死ぬまで生活できるenergy状態を確保しないといけない。 5.3.17遠い将来の夢物語
きっと、人間に適した群婚制度ができあがり、半導体、あるいは超伝導が社会生活を変えたように、社会生活の変化に対応した、新しい文化を作上げるだろう。釈迦は、「遠い未来に女性はなくなる」と予言している。生みの苦労が無くなるという事を、予言しているのだろうか。また、さらにその内容を推論すれば、宇宙に展開するためにDNAを改造し、人類とは違った生命体となることを、予測していたのかも知れない。しかし、いずれにしても、生命体のコミュニケーション、および絆として、性欲の遺伝情報は組み込まれているに違いない。 これをもう少し科学的に説明しよう。 子孫へ引き継いでいくものはDNAの遺伝情報である。クローン人間は同じDNAを持つ。雌雄のある生命体は、子供に同一なDNAを残せない。当たり前の事であるが、遺伝子は減数分裂しながら両性より半分ずついただくので、この半分の遺伝子情報といえども、それぞれの何億という、個々の情報の組み合わせである。兄弟がたとえ、両親から遺伝子を半分ずついただいて、一人の人間となったとしても、兄弟が全く同じ性格、気質を持たないのが分かる。両親から継承されるDNAの組み合わせの確率で、変化していくものだ。生命体の流れは、何兆、何億のその何兆倍の試行錯誤により、外部環境に耐えるDNAの流れである。 この途方もない組み合わせに、何億何千万年もかけて、その時々の環境に適応させつつ、食物連鎖の形態を採り、互いに殺しあい食いあって、DNAの流れが続く。神は、この流れを地獄として作ったのかもしれない。我々は、似た者同士のDNAの集合の中に、連帯を互いに守るという、安らぎの神を見いだしつつも、基本的には地獄を徘徊し、疲れきって死んでいく。しかし、DNAはセックスと言う強い遺伝情報により、延々と形を変えながら流れていく。これは生命・個々の幸せではなくて、種を残そうと言うことを意味しているからである。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 趣味人クラブでの討論から ニヴさん 2018年12月14日 07:31 大論文もこれでお終いですか? ＦＵＪＩさん 2018年12月04日（火）09:19
ワヤさんの大論説14作までの、実践結果を皆さんに公開しておきます。 女性の方に質問いたします。 ＞５０代の友人のご主人が一人は肺がんで一人は脳溢血で亡くなりました。それぞれ６０代のご主人でしたが、皆さんは未亡人になったらご自分はどうなると思いますか？精神的に病んでしまうか、前向きに生きられるか？？？？？？ 私を頼ってくれれば私が嬉しくなる。頼って欲しくなる。本能って不思議です。ネエとコロの子育ては論理的に私にとって役立たないのに、本能が「可愛いい」と感ずるので、何でもしてきた。愛する人も同じ。 可愛いから何でもしたい気分です。昨年の夏ごろ手渡した英語の文、私の最初で最後の恋です。オキシトシンが分泌されたのかな。 男らしく女らしくあるために気をつけている事
その時代、その時代のモラルですからそれもよかろうと。江戸時代以前の日本の庶民文化を含めて東南アジアでは、村単位、長屋単位の集団社会だったから、生活は貧しいながらも性に関しては開放的だ。社会は問題なく成り立っている。 上に戻る >それにそっくりな「忠猫、集団的自衛権行使」の動画を見つけました。 テレビでも放映していたね。あれは旧脳近くの海馬と編桃体のなせる技だ。一度仲間だ、子供だと思うと、その概念が強固に埋め込まれることによっておこった現象です。人間を含め旧脳がまだまだ多くの活躍に関与している。大脳は暇な時にそれらの行動をcheckする程度のことしかできない。大脳の対応は自動車運転でも分るが0.2秒程度は遅れるという有名なベリットの実験が有る。面白いのは、幼い時、昨日食べたカレーライスが原因で当日おなかが痛くなった場合は、その時食べたウナギが嫌いになる。旧脳はその時の状態をエピソード記憶として記憶するのだ。 科学教は 類。 族の視点が 欠けているのかな？ >そんな事させないために 法治 （法の下における平等）を創り上げたんですから。
風〜子さん ＞生殖能力の衰えた老人のハグ無しは、むしろダーウィンの自然選択に叶っているのではないのですか？
渡辺純一などがベストセラー小説を書いて大儲けしている。売れる理由は男女問わず、老後の性について衝動があるのか、変化していくのか・・分らないからだろう。老後の衝動が若い時のままなのか・・・衝動が全く無くなる人もいるのか。離婚時には「顔も見たくない」などという捨て台詞を吐いて別れる。個体差が大きくて老後の性の不一致が顕著になって離婚・・・・・・ 女性の老後の性 さえこさんとかゆきちゃんは50代ですか。 ワヤさんへ 瀬戸内寂聴さんの人生を見ていると、ある時から人生が変わったように振る舞っている。出家している彼女の変化についての理由は分りませんが、私の周りにもそのよう人が見られるので、人により、更年期を過ぎたとか子宮を取ると女性ホルモンの分泌の低下により女性で無くなる可能性があるのかな。 ＞それは個人差有り過ぎる話しなのでは？ワヤさん。 みなさんcomment有難う。 夫婦とは・・・ >男女が、縁あって夫婦となり生涯を共にします。 性に関心のある人は 性をめぐるミステリィも見てください |
